【実体験】バンコクで暮らして驚いた「鉄道」に関する5つの事実

バンコク鉄道海外留学
しゅんめい
しゅんめい

Hello!你好!サワディーカッ!
バンコクに留学中のしゅんめいです!

留学生としてタイの首都バンコクで暮らす中で、日々利用する交通に関して驚いたことがあります!!

そこで、交通分野を専攻している私がバンコクの交通に関わる現状と事実をご紹介したいと思います!

今回のブログでは、前編として鉄道に関する5つの事実を紹介し、次のブログでは後編としてバスなどの道路交通に関する5つの事実を取り上げます!

果たして、日本とタイの交通の違いはどこにあるのでしょうか??

タイの鉄道網について

鉄道に関する事実をお伝えする前に、簡単にタイ国内の鉄道網について簡単に紹介しておきます!

タイの鉄道は大きく分けて、SRT(タイ国鉄)BTS(バンコク高架鉄道)MRT(バンコク地下鉄)の3種類あります!

SRT(State Railway of Thailand)は、いわゆる「国鉄」であり、バンコク都内に2路線とバンコクからチェンマイなどの地方へ伸びる複数の路線を持っています!

SRT(国鉄)の車両 @Ban Laem Station

BTS(Bangkok Mass Transit System Public Company Limited)は、バンコク内に3路線ある高架鉄道のことであり、サイアムやアソークといった主要エリアを結んでいる主要路線です!!

BTSの車両 @Saphan Khwai Station

BTSは、バンコクの渋滞解消のために建設されているため「高架鉄道」の名の通り、基本的に幹線道路の上空に造られた高架を走行しています!

バイクが行き交う道路の頭上を通るBTSの高架 @Siam Station付近
しゅんめい
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ある韓国グループと名前が一緒だが、BTS高架鉄道の開業は、グループが誕生するより前の1999年らしい(笑)

そして、MRT(Mass Rapid Transit Authority of Thailand)はと言うと、バンコクを環状に描いて走る路線を含む全2路線の地下鉄のことです!

※参考までに、バンコクの路線図(2022年10月時点)を載せておきます!

引用元:https://ones-travel.co.jp/routemap/

バンコクの鉄道に関する5つの事実

バンコクの鉄道に関する5つの事実がこちら...!!

1. BTSやMRTに時刻表がない!
2. 無料で乗車できる区間がある!
3. エスカレーターが異常に速いことがある!
4. BTSの主要路線はたったの4両編成!
5. バンコクの鉄道建設ラッシュが凄い!

早速、ひとつずつ見ていきましょう〜

1. BTSやMRTに時刻表がない!

バンコク都内を走る主要交通のBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)には、なんと時刻表がないんです...

では、どうやって来る時間を知るかと言うと、MRTにはあと何分で電車が来るかの表示がありますが、BTSはもうただ来るのを待つしかないです!

しゅんめい
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バンコクでは「何時何分の列車に乗る」ではなく「来た列車に乗る」これに限ります(笑)

ただ、BTSは運転間隔が2.5~6分(日中)と非常に密で、通常時に10分以上待った記憶がないので、正直時刻表がなくて困ったことはないです!

普段、山手線や環状線に乗るときに、あまり時刻表を気にしない感覚と一緒ですかね。
しゅんめい
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逆に時刻表がないことで「遅れる」ことが発生しないため、運行する鉄道会社側には好都合なのかも...(笑)

ちなみに、国鉄のSRTには時刻表があり、時間通りに来ることも多いですが、一度90分遅れを経験したことがあるので、当てにならない時もあります...

2. 無料で乗車できる区間がある!

なんと、バンコクを走るBTS(高架鉄道)には、誰でも無料で乗れる区間があるんです!!

これは、BTS利用促進のための期間限定キャンペーンであり、BTSスクンビット線で最近延伸したばかりの区間内、路線全体のおよそ半分の区間が無料で乗れてしまいます!

では、どうやって乗るかというと、駅員さんに行き先を告げると専用のカード式の切符を貰えるので、それで改札を通って区間内を無料で移動することができるんです!

しゅんめい
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最初は無料と知らなくて、券売機でこの区間内のチケットを買おうとしたら買えなかったから、わざわざ遠いところまでの切符を購入してた...

BTSの切符は入場時にタッチして、出場時に改札に挿入して回収されるシステム

そもそも、BTSは初乗りが16バーツ(約60円)SRT(国鉄)には1時間乗っても10バーツ(約40円)の区間もあるなど、タイの鉄道運賃は私たち日本人にとっては非常に安いと言えます!

しゅんめい
しゅんめい

キャンペーン期間は2022年9月までって聞いていたけど、何故か10月になっても無料で乗れているから延長されたのかな...?ラッキー♪

【小ネタ】タイの切符事情

BTSでは「Rabbit Card」というプリペイド式カード、日本でいうSuicaやICOCAのような便利なカードを使うことができる。しかし、私の経験上、このカードを利用している人が異常に少ない...このカード専用の改札機があるのだが、そこだけ何故か空いていて、多くの人はいちいち切符を持って乗車しているようだ。さらに、MRTで「Rabbit Card」が使えない、タッチ式券売機の反応が鈍い、改札機の数が異常に少ないなど、バンコクの切符事情は改善される余地があると日々感じる。

切符を買うために券売機に並ぶ人々

3. 駅のエスカレーターが異常に速いことがある!

BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)の駅構内にあるエスカレーターが非常に速い時があり、ちょっとビックリする時があります(笑)

しゅんめい
しゅんめい

以前、ジョージアを旅した時もエスカレーターがかなり速く、転びそうになったので、海外でエスカレーターに乗る際には要注意です...

さらに、エスカレーターのスピードが速いからか、そもそも急いでいないからか、タイではエスカレーターを歩く人がほぼおらず、両側に立つ場合が多いです!

どちらかというと右寄りに立っている人が多い印象ですが、混んでいる駅だと両側にビッシリ立っている光景をよく見かけます!

エスカレーターで両側に立つ人々

(ちなみに、記憶が曖昧なので小声で言いますが、先日バンコクで「歩く人のためにエスカレーターでは左側を空けましょう」的な主旨の看板を見かけた気がします...これが本当だったら、両側に立つことを推奨している最近の日本と真逆の行動なので、再確認しておきます...)

しゅんめい
しゅんめい

安全面の問題もあるのかもしれませんが、日本のエスカレーターももう少し運転スピードを上げたら、歩く人が減るのではないでしょうか...

ついでに駅関連で言うと、BTSやMRTの駅構内には、セキュリティチェックを行う警備員が必ず立っており、さらにMRTの駅にはセキュリティゲートも設置されていることが印象的です!

改札の前に立つ警備員、いわゆる「見せる警備」の役割でしょう。

とは言え、ほとんどチェックされることはなく、テロ対策として配置されているようです!

4. BTSの主要路線がたったの4両編成!

個人的には、これがかなり驚きで、かつ課題だと感じていることです!

と言うのも、BTS(高架鉄道)は主要エリアを結び、バンコクに欠かせない重要な交通手段のひとつですが、たったの4両編成で運行しており、ラッシュ時の混雑がヤバいです!

帰宅ラッシュでホームに溢れ返る人々 @Mochit Station

もちろん、日本の通勤ラッシュと変わらないと言えばそうかもしれませんが、何よりたったの4両で運行しているせいで混雑しているのでは無いかと思っています!

参考までに東京では、山手線は11両編成、他の主要路線も8~15両編成が主流であり、大都市バンコクの主要路線で「4両編成」というのがいかに短いか分かるのでないでしょうか...

(逆に言えば、それだけ長い編成で運行しているのに激混みの東京はある意味ヤバいですね。)

しゅんめい
しゅんめい

混雑時は乗客が乗りきれないこともしばしば、私自身、乗れずに何本も電車を見送ったこともあります。。

乗りきれずに電車を見送る人々 @Mochit Station

とは言え、BTSのホームはかなり長く、計画段階では長い編成で運行することも想定されていたと思われるので、なるべく早く車両を増設して混雑が緩和されることを願うばかりです。。

ちなみに、タイでは車内であまり人との間隔を詰めず、どれだけ混雑していてもギリギリ他の人と身体が接触するかしないかくらいまでしか詰めないので、国によって限界と感じる程度が違う点も興味深いです(恐らく、日本が特殊です。)

5. バンコクの鉄道建設ラッシュが凄い!

冒頭でバンコクの鉄道路線について紹介しましたが、これらはまだまだ未完成状態であり、直近で多くの延伸や路線新設が計画されています!

調べた限りでは、2030年までに5つ以上の路線が新たに開業、さらに既存路線の大幅な延伸が予定されています!*1

今後の計画を含めたバンコク路線図(点線が計画路線/2022年7月時点)*1

冒頭に掲載した現時点での路線図と見比べると、見違えるほど多くの路線の開業が計画されていることが分かるかと思います!

実際、街中で新路線の建設が進んでいる様子が見受けられることからも、計画の進捗を実感することができます!

ピンクラインの駅と思われる建設現場 @Lak Si station付近

ただ、交通渋滞が酷く首都圏人口が1,000万人を超える大都市の割に、そもそも公共交通(特に鉄道)が十分に整備されていないのがバンコクの現状だと言えます。。

しゅんめい
しゅんめい

BTSやMRTも一部のエリアしかカバーしておらず、多くの観光客が集まるカオサン通りや王宮へのアクセスは未だにあまりよろしくない...

ちなみに、バンコクの鉄道開発には日本が大きく関わっており、例えば2016年に完成したMRTパープルラインは日本のODA(政府開発援助)によって建設されたようです!

日本の協力を示す記念碑 @Tao Poon Station

鉄道が発達した日本の経験やノウハウを活かして、日本が他の国の交通課題の改善、発展に貢献していることを知り、とても誇りに感じます!

その一方で、実際に鉄道が整備されたことで「現地の人々がどう感じているのか」「生活にどのような変化をもたらしているのか」については、個人的に非常に関心が高いテーマです!

まとめ

今回は、バンコクの鉄道に関する5つの事実を、実際の体験をもとにご紹介してきました!

1. BTSやMRTに時刻表がない!
2. 無料で乗車できる区間がある!
3. エスカレーターが異常に速いことがある!
4. BTSの主要路線はたったの4両編成!
5. バンコクの鉄道建設ラッシュが凄い!

皆さんは、これらの事実を受けてどのように感じたでしょうか?

ここでご紹介したことは、ほんの一部であり、私自身が3ヶ月ほど暮らして見て感じたことでしかありません。

しゅんめい
しゅんめい

現地の目線で生活して、海外の交通の現状を知り、日本と比較して見ることができるのは非常に興味深いし、これからも続けていきたい!

まだまだ課題の多いバンコクの鉄道ですが、逆に言えば、これからますます発展して便利になっていく大都市バンコクの様子は必見で、個人的にも非常に楽しみで目が離せません!

バンコクの交通に関するシリーズ、次回は後編「道路交通編」です!

これからも、留学中の体験記、留学にまつわるアレコレを発信していきますので、乞うご期待!

▼▼私が留学を決めた理由はコチラ▼▼

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▼▼バンコクの生活に関する事実はコチラ▼▼

ブログの感想や意見などがあれば、TwitterのDM(@shummei_e0212)や各種SNSまでメッセージお願いします!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コップンカッ〜d( ̄  ̄)

2022年10月31日 しゅんめい

参考文献 ※1 WiSE:https://www.wisebk.com/life/wisefamily/trains_under_construction/

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