【ミャンマー旅①】JR車両?!ヤンゴンの環状線は日本の中古車博物館!!

ヤンゴン環状線 日本製メンバー別渡航記

~ミャンマー渡航記①~

Hello!你好!こんにちは~
 しゅんめいです('ω')ノ

今回から、以前訪れたミャンマー渡航の様子をお届けします!!

この旅でミャンマーのことが本当に大好きになったので、もっと皆さんにミャンマーを知って欲しい」「身近に感じて欲しい」という想いで書いています!

ミャンマーは東南アジアにある人口5300万人ほどの国です!

今回はミャンマー最大の都市ヤンゴンを走る環状線をご紹介!

まさかまさかの驚きの連続なので、最後までお楽しみください!

動く列車から決死のダイブ!!

早朝、ヤンゴン中央駅へ向かいます。

ヤンゴン中央駅は、ヤンゴン中心部の開発が進むエリアにあります。

朝のヤンゴンは空気が澄んで気持ちい~

ヤンゴン中央駅

中央駅は駅舎がとても立派で、1954年に建てられた非常に高い歴史のある建物です。

ヤンゴン中央駅

朝日で映された駅舎のシルエットがかっこいい…

ヤンゴン中央駅

ヤンゴン環状線の路線図です。

ヤンゴン 環状線 路線図

ヤンゴンを起点として、オレンジ色の線を通ってヤンゴンをぐるりと一周しています!

そして、この環状線は、一周約45kmをおよそ3時間もかけて走ります!
   

しゅんめいの一言

ちなみに東京の山手線は一周約35kmを1時間かけて走る!比べると、ヤンゴンの環状線はチョー遅いことが分かる!

ヤンゴン中央駅の窓口で、一周するための切符を購入します。

ヤンゴン中央駅

切符をゲットしたものの、ビルマ語で書かれていて一言も読めない(;'∀')

ヤンゴン 環状線

駅のホームでは、多くの地元の方々が列車の出発を待ちます。

ヤンゴン中央駅

停車していた年季の入った列車に乗って、いよいよ出発です!

ヤンゴン 環状線

と、列車が動きだした瞬間、

”環状線かい?降りな!!”

地元の方がホームから必死に呼びかけてきたのです。

え、何事?!?

私たちは訳が分からず困惑し、乗っていた別の乗客に切符を見せると、大きく首を振ります。

私はそこで気が付きました。

”しまった!乗る電車間違えた!!”

しかし、もう列車は動き出しています。

慌てて車両の出口に向かい、意を決して動いている列車からホームにジャンプ!!

列車が非常にゆっくり動いていたことと、扉を閉めずに発車していたこと。

このふたつの幸運によって怪我せず、なんとかホームに帰還しました。。

危うく見知らぬ土地に行ってしまうところだった…汗

観光客だから環状線に乗るはずだと思って、声を掛けてくれた親切な地元の方に感謝です…

ミャンマーの親切な方々に、この先も何度も救われることになるとは…
   

ヤンゴン発新庄行き??

さあ、気を取り直して環状線に乗りましょう!

ヤンゴン 環状線 日本製

ここで入線してきた列車の行き先表示を見て驚き!!

ヤンゴン 環状線 日本製

新庄行き?!?!

ヤンゴン 環状線 日本製

そして、JRのマーク?!?!

実は、このヤンゴン環状線では、日本で利用されていた中古の車両が使われているのです!

ヤンゴン 環状線 日本製

日本とミャンマーの友好の印も車両にペイントされていました!
  

しゅんめいの一言

実はミャンマーと日本は非常に親密な関係にあり、鉄道やバスなど多くの車両が日本から譲渡されている!なので、ミャンマーの街中では日本の中古車をよく見かけるのだ!

環状線に乗っていると、「美濃太田行」と書かれたJR東海の中古車両も走っていて、まるで中古車両の博物館みたい!

ちなみに、先ほどの元JR東日本の車内は改造されていて、プラスチック製のロングシートになっていました!

ヤンゴン 環状線 日本製

ただ、車内の扇風機はJR東日本のまんま!

ヤンゴン 環状線 日本製

むしろ日本でほとんど見られなくなった電車内の丸い扇風機を見られるのは、非常にレアかもしれません!
   

のんびり環状線の車内と日常。

改めて、3時間の環状線の旅がスタートです!

ヤンゴン 環状線 日本製

動き出して気付いたけど、前の扉も全開やないかい!

ヤンゴン 環状線 日本製

駅に停車すると、なんと車内で歩き売りする方たちが登場!!

ヤンゴン 環状線 車内

果物から、大きな壺、造花まで、いろんな物売りの方で賑わい、まるで車内が市場状態に(笑)

ヤンゴン 環状線 車内

誰がこんなところで買うねん!!

と思った反面、意外と皆さん購入されているんですよね。

この環状線は地元の方たちの足である以上に、一種の市場として生活に欠かせない場なのかもしれません。

ヤンゴン 環状線

駅のホームで屋台を営んでいる方もいらっしゃいました。

環状線を通して生計を立てている方がいることがわかったことも、乗車してみて初めて学んだことです。

列車は住宅街を抜け、のどかな景色の中をゴトゴトと走っていきます。

ヤンゴン 環状線

しんの奥に、小さな可愛いひょっこりはんを発見(*´ω`)

この列車は平均時速15km/hと本当にゆ~っくりなので、ボーっと外を眺められて穏やかな時間が流れていきます~

車窓の様子を動画に収めてきました!

動画の途中で線路を歩く人がいましたが、日常茶飯事でよく見かけました(汗)

”INSEIN(インセイン)”駅に到着したところで、何故か列車から降ろされました。

ヤンゴン 環状線

どうやらこの列車の終点だったみたいです(笑)

列車によっては、完全に一周しないものもあるようなので、注意が必要です!

ヤンゴン 環状線

1時間待てばヤンゴン中央駅行きも来るようですが、私たちは近くのバス停から中心部に戻ることにしました。

およそ2時間ののんびりした列車の旅でした!
    

ヤンゴン環状鉄道と日本のODAのお話。

さて、このヤンゴン環状鉄道ですが、実は日本のODA(政府開発援助)による大規模な改修事業が行われています!

先ほども書いた通り、環状鉄道はとても走行速度が遅い上に、設備の老朽化や脱線事故などが問題となっています。

ヤンゴン 環状線 日本

これらの課題を解決すべく、2019年から日本のODAが始動して環状鉄道の改修工事に取り組んでいます!

実際に私がヤンゴン環状線に乗っているとき、本プロジェクトの関係者と思われる日本人の方々を見かけました。

JICA(国際協力機構)のサイトには、このプロジェクトについて以下のように説明されています。
  

この協力では、同環状線44キロメートル区間の信号システムの更新と新規車両の整備を支援します。これにより、効率的な旅客輸送能力の増強と安全で快適な公共交通サービスの向上を図り、ヤンゴン都市圏の社会経済活動の活性化に寄与します。

JICAヤンゴン環状鉄道改修事業/https://www.jica.go.jp/oda/project/MY-P13/index.html

2021年の完成を予定されていましたが、現在のミャンマー国内の不安定な情勢によって先行きは不透明です。

この事業を始めとして、ミャンマーと日本は非常に深い関係にあります。

私たち日本人も強く関心を持って、ミャンマーの人々に平和な生活が戻ることを願いましょう。

まとめ。

ヤンゴン環状鉄道、乗ってみたくなりましたか?

また、日本とも深い関りがあることも知らない人が多かったのではないでしょうか!

次回は、ヤンゴン市内の観光スポット「シュエダゴン・パゴダ」を巡ります!

しゅんめい

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~ヤンゴン環状鉄道編~

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