【カンボジア渡航】「東洋のパリ」首都プノンペン市内を半日で巡る!!

プノンペン観光メンバー別渡航記

~カンボジア渡航記③~

Hello!你好!こんにちは~
 しゅんめいやで(^^)/

カンボジア渡航記の最終回は、シェムリアップから南下して「首都プノンペン」を巡ります!

道中の思わぬトラブルから、駆け足での市内観光までお届け!!

トゥール・スレン虐殺博物館ボンコック湖跡地などを巡り、発展するプノンペン市内では新たな発見がありました!

▼▼▼▼前回のブログはこちら▼▼▼▼

シェムリアップからプノンペンへ。

アンコール・ワットを見学した翌朝、首都プノンペンへ向かうべくバスターミナルへやって来ました!

プノンペンまでは「メコンエクスプレス」長距離バスで約5時間の道のり!

シェムリアップからプノンペン

車体に「自動扉」と書いてあるので、多分日本製の中古車だと思われます!

車内は空調が効いていなくて地獄のように暑い上に、シートが狭くてめっちゃ窮屈!!

シェムリアップからプノンペン

これで5時間かあ…(;´∀`)

まあでも、いかにも”バックパッカー旅”って感じで、嫌いじゃないです(笑)

シェムリアップからプノンペン

ちなみに、車内サービスでチョコビスケットが配られました!

途中に一度のトイレ休憩を挟み、バスは順調に走っていたのですが、、、

シェムリアップからプノンペン

プノンペンまであと1時間というところで、なんと突如バスが路上で停車!

シェムリアップからプノンペン

え、なに?!燃料切れ?!

よくわかりませんが、オイルを入れたり、後ろのボンネットを開けて作業したりと、何やら車両の不具合が起きたみたいです…

直射日光を受け空調の効かない車内に耐えられず、多くの人が外に出てきていました!笑

シェムリアップからプノンペン

結局最後まで何のアナウンスもなく、20分ほど経って無事にバスは動き出しました…!

途中のトラブルもありましたが、お昼ごろに首都プノンペンに到着!!

シェムリアップからプノンペン

ってなんだこのビル?!?!

街の中心部に入るとお洒落なビル整備された道路が広がり、ここは本当に東南アジアかと疑ってしまいます…

シェムリアップからプノンペン
しゅんめいの一言

19世紀後半、当時カンボジアを保護領としていたフランスによって開発されたプノンペンの街並みは非常に美しい!そのため「東洋のパリ」と呼ばれることも!

正直、東南アジアの中でも貧しい国と言われているカンボジアの首都に、こんなに綺麗なエリアがあるとは想像していませんでした…
    

トゥール・スレン虐殺博物館。

実は、今日の夜の便で日本に帰国するので、約3時間でプノンペン市内を巡らなければなりません!!

トゥクトゥクをチャーターして、最も訪れる優先順位の高いスポットへ急行します!

それが「トゥールスレン虐殺博物館」です!

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

1970年代、カンボジアでは「ポルポト政権」の無謀な社会主義改革よって”粛清”という名の大量虐殺が行われました。

ここは、当時のポルポト政権に反対する人々や家族を捕らえ、尋問と激しい拷問が行われた刑務所の跡地です。

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

実は、元々は学校だった場所が刑務所として使用され、現在は当時のまま保存された博物館となっています!

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

校舎の教室がそれぞれ尋問部屋になっており、中に入ることができます。

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

部屋の真ん中には、拷問時に使用された鉄のベッドが置かれていました。

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

また、レンガのようなものを積み上げて造られた独房も残されています。

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

他にも当時の写真拷問器具など、残酷なポルポト政権の仕打ちをまざまざと思い知らされる展示が並んでいました。

この刑務所には約2万人が収容されていましたが、生き残ったのはわずかに7人だと言われています…

トゥールスレン虐殺博物館 ポルポト政権 プノンペン

虐殺されたのは、農民や僧侶、学生などほとんどが市民であり、あまりにも非情で残酷です。

これらはほんの数十年前に起きた出来事であり、決して遠い過去のことではありません。

ポルポト政権カンボジアの歴史については、こちらの記事を読むとよく理解できます!

また、このようなポルポト政権時代の尋問所処刑所はカンボジア各地に点在しており、前々回のシェムリアップ編でも紹介しています!

是非、カンボジアを訪れた際に立ち寄ってみてください!!
  

プノンペンの路地で。

博物館を見終わり、周辺を歩いていると、路地で子どもたちが遊んでいました!

プノンペン 子供たち

カメラを向けると集まって来て、、ハイチーズ📸

プノンペン 子供たち

こどもは万国共通で可愛い

少し遅めのお昼ご飯は、博物館の横にある「Le TJ Café」でいただきます!

プノンペン

チリチリした麺に肉や卵が付いた、看板メニューっぽいプレート料理を注文しました!

プノンペン

ピリ辛でちょー旨い!!
また食べたい!!

東洋のパリ。

だんだんと日が傾いてきました!

プノンペン中心部のロータリーに佇むこちらの建造物は「独立記念塔」です!

これは、1953年のフランスからの完全独立を記念して造られた塔で、プノンペンのシンボル的存在になっています!

プノンペン中心部は高層ビルの建設ラッシュで、まさに急速に発展中!!

街を流れるトレンサップ川の川岸は綺麗に整備されています!

みんなで集まってエクササイズする人たちや…

ルーフトップバーでディナーを嗜む人たちまで!!

勝手に貧しいイメージがあっただけに、これだけ綺麗に整備され、まさに「東洋のパリ」と呼ばれるプノンペンの街並みには驚きました!

ただし、都心部でもJICAの水道整備事業が行われていたり、すぐ郊外に外れると全く生活環境の異なる人が住んでたりするなど、まだまだ国として豊かになっているとは言えません。

これらの国内格差が広がっていることが東南アジア諸国の問題のひとつだと思います。

さて、半日案内してくれたトゥクトゥクのドライバーと記念撮影して観光終了📸
    

都市開発の裏側。

プノンペンの空港に向かう途中、異様に近未来なビル群を見かけました…!

プノンペン ボンコック湖

手前には開発されていない広大な敷地があり、土木工学を専攻している私はある種の違和感を覚えました…

プノンペン ボンコック湖

街の中心にこんな広い空き地があるってことは、何か特別な都市計画がされているのかな…

あとから調べてみると、実はここはかつて「ボンコック湖」という湖があったらしい!

At the lakeshore. Boeung Kak in Phnom Penh (Photo: Simon Roughneen)
引用:https://www.simonroughneen.com/

そして、その土地を埋め立てて新たなビルや商業施設を建設するという計画が現在進行中だと言います!

地図を見ても、街の真ん中に明らかに不自然な空き地が見られる箇所がわかると思います!

さらに調べていくうちに、かつてここに暮らしていた人々に対する強制退去の問題があったことが明らかになりました。

元々湖とともに生活を営んでいた比較的貧しい人々に対して、政府は十分な理解と補償なしに開発に乗り切り、国内で大きな問題となっていたのです!

先ほどのビル群は恐らく中国資本のものであり、外国資本の流入都市部の急速な発展が国内格差を生み出しているのでしょう。

このように、車から見た景色ひとつとっても、その地域の問題や歴史が見えてきて非常に興味深いです!

さて、東南アジア特有の交通渋滞に巻き込まれながら空港に到着し、日本へ帰国!
    

まとめ。

これにて、カンボジアの渡航記は完結!!

シェムリアップ2日プノンペン半日とタイトなスケジュールでしたが、主要スポットは十分巡ることができました!

私が見てきたのはカンボジアのほんの一部に過ぎないので、また訪れた際にいろんな景色を見に行きたいと思います!

しゅんめい

※本記事は「地球の歩き方 D22 アンコール・ワットとカンボジア」を参考にしています。

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