皆さんこんにちは。世界の街をテックテック、techpackersのかなWです。今回は前回に引き続き、パキスタンの旅をお送りしたいとっ思います。
今回ご紹介するのはですね、塩の洞窟、ソルトレンジ(salt range)でございます。パキスタンの名産品の一つとしてピンクソルトというのもがあります。
その名の通りピンク色の塩なのですが、それはどんなところでとれ、そこにはどんな人が住み、そしてどうしてピンク色になるのか、そんな疑問にお答えしつつ、今回も楽しんで行きたいとっ思います
1.ソルトレンジ(salt range)の風景
さて、ソルトレンジ(salt range)は首都イスラマバードから車で3時間ほど行ったパンジャーブ州(Punjab)にあります。景色はですねこんな感じっ((ででん))
どうでしょうか、低木がちらほらと立ち並び、砂埃が舞うちょうどアフリカのサバンナのような光景です。少し前に降った雨の影響で多少湿地帯のようになっていますが、普段は昼間は最高40度、夜は10度近くまで冷え込む厳しい土地です。
ちなみに、この手前に落ちているピンクの石のようなものが名産品ピンクソルトですね。近くで見るとこんな感じ。
また、後でじっくりお見せします。
家もまっすーぐな道沿いに転々と立っているって言う印象です。道端にはヤギ、ウシ、たまにラクダが歩いており、ゆっくりとした時が流れます。道路には3メートルはあろうかという荷台を積んだトラックが片側1車線の道をずんずんずんと進んでいく様子もありました。
ソルトレンジの洞窟に近づいてくると少しお店らしきものも増えてきます。塩の結晶を加工して作ったランプも50rp(35円ほど)で売られていました。(お土産にするには重くて大きいので買わなかったですが...)
民家は運転手さん曰く古いヒンドゥー教づくりのものらしく時を経て今ではイスラム教の人達が暮らしているという不思議な趣を感じさせる町となっています。たまに見える真っ黒い旗はイスラム教のシーア派の人たちの旗のようですね。
2.塩の洞窟〜潜入〜
さて!いよいよ皆さんお待ちかね、ソルトレンジのお話です。ソルトレンジはこんなところでしたっ!
どうでしょうか、洞窟内は蛍光灯で照らされた、真っ直ぐな道が続きます。気温は少し涼しげで両脇の水路がには結晶化した塩が固まって何とも綺麗です。
実は先ほどから洞窟洞窟と言っているソルトレンジですが正確には、採掘場といった方が正しいです。人々が塩の存在に気が付き、少しずつ採掘していった結果、6kmにもなる人工の洞窟が完成したわけですね。歴史と自然を両方感じることのできるなかなか珍しい場所ではないでしょうか。
3.塩の洞窟〜最深部〜
塩の洞窟も奥のほうに進んでいくと開けたところに出ます。実はここがメイン観光スポットです!
そこにはこんな感じのアート作品であったり、巨大な鍾乳石の塩versionを見ることができます。
まさに長い月日をかけて自然の力と人の手で作り上げた洞窟のコラボレーション作品ですね。なかなか何とも言えない感動を味わうことができます。
ちなみに、最初の写真にある塔のようなものは塩のブロックで作られた作品です。面白いことに綺麗な塩の結晶に光を当てると、こんな感じでそのブロックだけが光るんですね。(おそらくですが偏光の現象の延長ではないかと思います。)
こんな感じで、塩の建物はいくつかあってなかなかにインスタ映えな写真も撮ることができますよ(笑)
三枚目の写真は洞窟内の塩湖と結晶のライトアップ写真です。洞窟内は風が全くないのでこんな風に水面に綺麗に映るんですね。とっても幻想的です(´- `*)))0o,ウットリ・:*:
4.なぜピンク色なのか
さて、最後に何でこんな色の塩ができるのかについて話そうと思います。ガイドさんの説明によるとこの塩のピンク色は鉄分が含まれることによりなるそう。軽く調べてみましたが鉄イオンが多く含まれていることをクロマトグラフィーで測っていた論文もあり、本当っぽいですね。よりピンクである方が、マグネシウムなどのミネラルも多く含まれており、高価に売買されるとのこと。
また、先ほどから触れている通り、この塩の結晶はランプや置物に加工されるなど用途もさまざま。現地の人も現地の人なりにさまざま工夫をしているのだなぁと感じましたね。
POINT ここで本日2度目のプチ情報っ!実はソルトレンジにいく途中の道にごろごろピンクソルトが転がっている場所があります。そこは少しばかりなら拾って持って帰っても何も言われないので、塩の岩石が欲しければそこから持って帰ることもお勧めです。(洞窟内から持ち出そうとするとお金がかかる...) 是非、日本のお土産にお塩を持って帰ってみてはいかがでしょうか?
今回のお話はここまで。最後まで読んでくれた皆さん本当にありがとうございました。ソルトレンジ、アクセスはかなり難がありますが行ってみると大変面白いと思います。
周り一面をピンクの塩に囲まれるなんていう経験は少なくとも日本ではなかなか出来ないものですし、町の風景や空気もかなりグッときましたね。それではまた次のブログでお会いする日まで♪( ´▽`)
途中トランジットで立ち寄ったタイのパタヤのブログもあるのでぜひご覧ください。
パキスタンのイスラマバード編もこちら〜!
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