百人一首×旅 歌枕を巡ろう!〜かなWのテクテク旅〜

日本

皆さんこんにちは。世界の街をテックテック、TechPackersのかなWです。
今回は、時代を超えてロマンを味わうということで、絶対行くベき!百人一首の歌枕をご紹介しようと思います。

1.歌枕って?

今回は絶対行くべき百人一首のオススメ歌枕をご紹介しようと思います。

歌枕とは百人一首をはじめとした和歌に多く読まれている、かつての有名な地名のことです。

歌枕になっているような地名はまずだれかが歌に詠み、それを他の人も同じ地名を使って詠むことで、次第に歌枕として定着していきました。

多くの歌で読まれることかた特定のものの名前や風物、感情表現を導くために使われています。

今に例えるれば、『渋谷』って聞くとなんだか若者がわいわい賑わっているイメージを抱くとか、

『函館』って聞いたら美味しい海鮮が食べられそうとかそういうイメージですかね。

私は、実は百人一首が好きで理系科目に疲れた時は密かに買った本を読んだりしています。

昔の人は、ロマンチストが多くて、恋焦がれる気持ちとか雄大な自然に感動する気持ちが時を超えて伝わってくる感じ が個人的に好きなポイントですね。

さてさて、今回はそんな百人一首好きな私が実際に自分の足で行った歌枕を、それが用いられている句と一緒に紹介するという企画です。

行ったことがあるようなところでも、和歌で読まれる地名という新しい観点で見ることでまた違った見え方になるかもしれません。

それではっどうぞっ!

2.大江山 いくのの道も 遠ければ まだふみもみず 天橋立

まず最初に紹介する句はこちら!

大江山 いくのの道も 遠ければ まだふみもみず天橋立


この歌は小式部内侍という女流歌人の歌です。

意味は

「大江山の生野へ行く道のりは遠いので、天橋立にはまだ行ったこともないし、手紙なんてもらっていませんよ」

といったところでしょうか。(古典文法には疎いので間違っていたらすいません)

これだけでは伝わらないと思うのでこの歌が読まれた背景を軽く紹介します。

この歌を読んだ小式部内侍の母親は和泉式部和泉式部というとても有名な歌人でした。彼女は恋多き人で、情熱的で哀愁の漂う恋の歌を多く残しています。百人一首でも「あらざらん・・」という切ない恋の歌が掲載されていますね。

そんな和泉式部の才能を受け継ぎ、小式部内侍もとても素晴らしい歌を多く残していますが、当時それらの小式部内侍の歌は母が代作しているのではないかという噂が蔓延してしまっていました。

そんな最中、藤原定頼という人物が、歌合(集まって互いに歌を披露しあう会)に歌を詠進することになった小式部内侍に「代作を頼む使者は出しましたか。使者は帰って来ましたか」などとからかった歌を詠みます。

その返歌として、小式部内侍が即興で詠んだのがはこの歌です。

小式部内侍の噂を一蹴する機転の効いた見事な返しがこの歌というわけです。

しかもこの歌、技巧がたくさん詰まったとってもすごい歌なんですよ。

例えば、この歌には二つの掛詞という和歌の技法が使われています。

”いくの”と”ふみ”の部分が平仮名で書いてあるのはそのためです。

”いくの”には生野という地名と行くという意味が、”ふみ”には天橋立の大地を踏むと母親からの文(手紙)という意味がそれぞれ含まれています。

なんだダジャレかと思われるかも知れませんが、31文字という大変少ない文字で機敏な心情とそれを引き立てる情景を併せて詠まなければならない短歌では重要な技術です。

同時にこれらが和歌に組み込まれることで秀麗な優美な趣も加わります。

藤原定頼もからかったつもりが、逆にこんなすごい歌を瞬時に読んでしまうなんてやっぱりすごい!と周りの人を納得させるような舞台になってしまった訳です。

ピンチはチャンスとはこのことですね!

ちなみにですが、実はこの藤原定頼という人物は小式部内侍とは恋人の関係にありました。実はこのお話も小式部内侍の名誉回復のための一芝居だったのかも知れませんね(笑)

さて、やっと長い和歌のお話もひと段落したところで、次は今回歌に出てきた歌枕”天橋立” のご紹介です。

3.天橋立

天橋立というと皆さん一度は聞いたことのあるのではないでしょうか。

実際日本三景の一つにも選ばれている大変有名な観光地です。

場所はここ!

少し引いてみると分かりますが、京都府の北のはずれにあります。

景色はこんな感じ。

行った日は生憎の曇りでしたが、上の写真に見える龍のように伸びる陸繋砂州が見所の一つとなっています。(行った日は2年前くらいでコロナとは無縁なのでご安心を)

山がちな地形になっており、上まではロープウェイで登れます。

また、反対側まで5km以上ありますが、砂州の上を歩くこともできます。所々にこの地を愛した松尾芭蕉や与謝蕪村の俳句が掘られている石碑が残されているのもなんとも見所です。(お茶屋もたくさんあり、美味しいお菓子も食べられます)

また、ここに来るまでの福知山線は事故を起こしたことで有名ですが、現在はなんとも可愛らしい内装になり快適な鉄道ライフを送ることも可能です。

途中に大江山もあり、私としてはそこが一番感動でした!!!

あああこれがかの小式部内侍が歌った大江山かああああ! と一緒に行った友達の冷たい視線を脇目に大興奮でしたね。

天橋立はこんな感じです!日本の古き良き静かな街なので是非是非行ってみてください。

さらには、この記事を読んで時を超えて百人一首を味わってもらえれば、私としては共感できる人が増えて嬉しいなと思います 。

4.最後に

最後に、私の百人一首について思うことを書いて終わろうと思います。

百人一首のことを”歌”と表現しますが、きっと平安時代人たちにとっては現代の歌(ソング)と同じような感じだったのではないでしょうか。

失恋した夜に失恋ソングをを聴くように、テンション上げていきたい時にはパーティーソングを聴くように、頑張りどきには応援歌を聴くように、きっと昔の人も心揺れ動いてなんとも表現し難い時に、歌を詠んだのだと思います。

さらに言えば現代まで残っているような歌は傑作中の傑作 ばかりです。

知れば知るほどいいなって思える要素が詰まっています。

今回は一首しか紹介できませんでしたが、みなさんも是非お気に入りの歌を見つけてみてください。

きっと楽しいと思います

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