今回は、ボーダーツーリズムってなんだろう?? 名前だけは聞いたことあるけど、その魅力ってなに??
と思っている方向けのブログです!!
ここ数年で、ボーダーツーリズムの名前も少しづつ世の中に浸透してきました。
そのおかげなのか、ボーダーツーリズム好きです!!と周りの人に言うと、「それ知ってる!!」という人にも出会えるようになってきました。
だけども、もっと多くの人にボーダーツーリズムの良さを知ってほしいので、このブログを通してあなたに布教したい!!
ボーダーツーリズムに少しでも興味がある人は是非、ボーダーツーリズムを検討してもらえると嬉しいです!!
・ボーダーツーリズムとは?
・ボーダーツーリズムの魅力
ボーダーツーリズムとは
まず、ボーダーツーリズムとは何でしょうか?
具体的な定義はないですが、大雑把には以下のようにまとめることができると思います。
国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、 ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅
https://border-tourism.jp/
そもそも、ボーダーツーリズムはボーダーとツーリズムを組み合わせた造語ですので、
国境を観光地と捉えて楽しもう!!という新しい旅のスタイルです。
日本は島国ですので陸路で直接他国とつながっていないので、なかなか国境を意識するのが難しいのですが、県境を考えてみてください!
日本のボーダーツーリズム
学校の地理の教科書でも見たことがある人もいると思いますが、
埼玉県、栃木県、群馬県の三県の県境になっている場所です。三県の県境は全国にもありますが、三歩で三県を回ることができるのはここぐらいしかありません!!
まだまだ、日本でも境を観光地として観光資源にしている場所もなかなか気づかないだけでたくさんあります。
日本でもっとも海外と接近している島。
そう、対馬です!
対馬から韓国の釜山へは、わずか50km。古くから朝鮮半島との交流や交易の最前線で重要な役割を果たしてきました。島内は、大陸系動植物も多く自然豊かで本州や九州とは違った環境を肌で感じることができます!!
日本でも気づかない内にボーダーツーリズムをやっている人はたくさんいると思います!!
それでは、日本ではなく海外のボーダーツーリズムってどういうものなのかを実際にご紹介します!!
海外のボーダーツーリズム
日本では基本的に県境ですが、海外のボーダーツーリズムでは基本的に国境に着目しています。
日本は島国ですので陸路の国境はありませんが、海外の国は基本的に陸路で国境が接しています。
EU加盟国はシェンゲン協定により国境を自由に行き来することができますが、基本的には国境を超える際は出国手続きと入国手続きを済ませる必要があります。
ですので、ヨーロッパのように、だれでも行き来できる平和な国境は少なく、基本的に国境での警備は厳重です。
写真はアメリカとメキシコの間の国境で柵が地平線のかなたまで続いています。
特に仲の悪い国だと・・ もっと過剰な場合も…
インド-パキスタン ワガ国境
インド-パキスタンは大英帝国下での植民支配から独立してから宗教対立を続けています。
パキスタンはイスラム教、インドはヒンドゥー教、シク教などです。
この二つの国は今でもカシミール地方をめぐって、領土戦争を続けています。最近はそこに中国も干渉してきました…
そしてその二国間をつなぐ国境で有名なのがワガ国境です。
ワガ国境では毎日夜になるとインド人、パキスタン人が集まり自国の力を相手に誇示するかのようにお祭り騒ぎになります。
実際に戦争をしており本当に仲の悪い国同士だからこそ、双方の国民の応援や衛兵の動きや声に力が宿っているように感じます!!
一度、ワガ国境のブログをまとめたことがありますので是非読んでみてください!!
メコン川に架けられたタイ-ラオス国境友好橋
タイとラオスの国境の一部はメコン川によって区切られています。
そんなメコン川に「タイ-ラオス友好橋」がかかり多くの人がこの橋を渡って両国を行き来しています。
一日の朝と夜のみタイ鉄道が運営する列車が運行され、東南アジアでは珍しい国境鉄道があります。
正直、とてもおんぼろ列車ですが一度は行く価値あり!!
レトロな列車に乗ってタイ-ラオス国境を渡ります!!
橋の中央には
タイ、ラオス両国の旗がかけられていますが、電車もなかなかのスピードできれいに撮るのは至難…
僕の場合はラオスの国旗しか画角に収まり切りませんでした
誰か、僕の代わりにバシッと写真を撮ってTechPackersまで送ってください!!
アゼルバイジャンとジョージアを繋ぐ寝台列車
最後に紹介するのはジョージアとアゼルバイジャンを繋ぐ国際寝台列車です!!
なんと、寝台鉄道で国境を越えてしまいます!!
こちらは、しゅんめいと新が旅していまして、その時のブログがこちら!!
今では、アゼルバイジャンとアルメニアの紛争激化により観光するのがとても難しい地域ですので、とても貴重な体験談!!
行くのは難しいと思いますが、二人の寝台列車の旅を感じていってください!!
コロナ後にお勧めしたい 世界で一番過酷な国境越え
世界で一番過酷な国境越えといえば、パキスタン-中国の国境越えです。
場所はこちら…
ここの国境が世界で一番過酷と言われる理由は4つ
- 標高5000mの峠を越えないといけない
- 中国側の入国審査まじで厳しい
- 長時間のバス移動
- 滑落事故多発
です。これだけ聞けば普通に行きたくないですが(笑)
景色はものすごく綺麗
ここの近くのHunzaという町はジブリの「風の谷のナウシカ」のモデルになったともいわれています
7000m級の山々に囲まれたHunzaという土地には、日本ではなかなか見れない動物や植物が多く生息しています。
また、Hunzaの人はとてもいい人ばかりで待ちを歩いていると、常に声をかけられます。
まさに、ナウシカの世界がHunzaにはあります!!
ここのHunzaにはたかしとかなwが実際に訪れていまして、その時のブログがこちら!
一生に一回は行かないと絶対損だと思います!!!
コロナ後にお勧めしたい 日本の陸路国境?!
今までは実際に、TechPackersが経験した海外のボーダーツーリズムを紹介してきました。
次にご紹介したいのはなんと日本の陸路国境!!
日本って島国で陸路の国境なんてあるの?!
と思ったあなた!
正解です!!
今の日本にはありませんが、
1905年から1945年まで
樺太の北緯50度線以下は日本領だったのです!!!
日露戦争で戦勝国となった後に、日本が1905年にロシアと結んだポーツマス条約により北緯50度以南を領有することになり、第二次世界大戦敗戦までの約40年間、日本により統治されていたのです!!
いまでも島内には、日本統治時代の工場の遺跡などがたくさん残されており、その時代の繁栄ぶりをうかがうことができます。
国境のあった北緯50度線には今でも昔の国境の跡が残っています
これが今現在残る唯一の日本の国境です。
とても感慨深い場所なので、僕もいつか行ってみたいと思っています!!
ボーダーツーリズムのまとめ
・ボーダーツーリズムとは?
・ボーダーツーリズムの魅力
についてお話してきました!!
ボーダーツーリズムとは
両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の観光!!
です。
少しでもボーダーツーリズムに興味を持っていただけたら幸いです!!
以上、たかしのボーダーツーリズムとは?? 魅力とおすすめの国境をご紹介!! でした!!
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