皆さんこんにちは。世界の街をテックテック、TechPackersのかなWです。
今回はヒマラヤ山脈の麓の美しい町カリマバードを紹介していこうと思います。
パキスタンの北端、中国との国境付近にカリマバードと呼ばれる街があります。
春にアプリコットの花が咲き乱れるその町は、桃源郷と呼ばれてきました。
今回はその町に実際に行ったかなWとたかしが、絶対に外せない2つの観光スポットを紹介します。
ぜひみなさん自身の足で出向いて、大自然の中の人たちの営みを感じてみてください!
それではっどうぞ!
桃源郷・カリマバード
今回紹介するカリマバードはギルギットという街から、車で3時間ほどいったところにあります。
ギルギットはこの地域で唯一パキスタンの首都イスラマバードからの直行便がある大きな街です。
私たちもイスラマバードからギルギット(飛行機)、そしてカリマバード(車)というルートできました。
カリマバードに行くのに日本から最短でも3日はかかります。
遠路はるばるやって来たなあという感じ
そしてその絶景がこちら!
町の標高は2000メートル超の位置にあり、周りは山々に囲まれます。
特にラカポシ山(Rakaposhi)(7788m)やデュラン峰(Diran)(7266m)といった山々は登山家の間では有名です。
そんなカリマバードですが、町自体の治安はよく、色々と歩いて散策することができます!
例えば、、、
こんな牛の看板があったり、
アイベックス(高山生のヤギ)のお土産を買ったり、
時期によってはアプリコット(あんず)の実や花が町のいたるところで見られます!
アプリコットはこの町の名産品で、春になると一面に桜に似た淡いピンクの花が咲きます!
この町が桃源郷と言われる所以だよ!
そんなカリマバードですが、絶対に外せない観光地が二つあります!
- 長谷川メモリアルスクール
- バルティットフォート
いったいどんなところなのか。
最後まで見ていってください!
こんなところに日本人!?長谷川メモリアルスクール
日本から遥々5700km、カリマバードの町には長谷川メモリアルスクールと呼ばれる学校があります。
もちろん通っている生徒は皆パキスタン出身の子供たちです。
そしたらなんでこんなところに日本人の名前の学校があるの?
この長谷川メモリアルスクールを建設したのは、長谷川恒男さんという登山家の親族の方です。
長谷川さんは登山のため、たびたびこの町を訪れ、そして現地の人たちと親しんでいました。
ですがある時、悲劇が起こります。
なんと登山の途中の遭難事故によって長谷川さんは亡くなられてしまいました。
こうした過酷な登山おける遭難事故において、遺体は行方不明になることが多いのですが、現地の人たちの協力により、長谷川さんのご遺体は無事に見つかったそうです。
その様子に感謝した長谷川さんの親族の方がお礼に建てたのがこの長谷川メモリアルスクールであると言われています。
現地でこのエピソードを聞いた時は、各国の文化を超えた親睦の深さを感じ、心温まりました。
かなWとたかしがいった際は学校自体はお休みだったのですが、近くにいた先生と話しているうちに
「日本からはるばるよく来たね、中を見ていきなよ!」
といって案内してくださいました。
現地の人はとても親日で、この町にいたときはあまり異文化の疎外感を感じなかったなあ
中の様子はこんな感じ。
施設はかなり充実していました。
化学の周期表などのポスターも貼られていて、教育レベルは私たちが通う学校と遜色ないように思いましたね。
看板の前ではこんな一枚も。
ぜひみなさんも行って現地の子供たちと交流してみてはいかがでしょうか!
カリマバードを一望!バルティットフォート
お次の観光スポットは、こちら!
バルティットフォート(Baltit Fort)と呼ばれるお城です。
かつてこの地がヒンズーの土地であった西暦800年ごろより立ち続け、実際に使われていた時は40人前後の王族とその家来が暮らしていたといいます。
現在は博物館になっており、現地のガイドさんの説明を受けながら回ることができます!
中にはこんなふうに当時の食卓の風景が再現されていたり、、、
歴代のお偉いさんの前でこんな写真も撮れる!
大自然に目が行きがちなカリマバードの文化的な側面も存分に知ることができるスポットでした!
さらにこのお城は高台に立っているので、、、
こんな感じで町を一望することができます!
個人的にお気に入りの一枚がこちら!
大砲でどかーん!!!
いや〜大自然の中のこの一枚、一生に一度はやってみたい!!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は長谷川メモリアルスクールとバルティットフォートの二つをしょうかいさせていただきました。
長谷川メモリアルスクールは日本人とカリマバードの人との友好の印でしたね。
長谷川さんのおかげもあって、カリマバードの人たちは親日で優しく接してくれるよ!
対してバルティットフォートは古くからここに住んでいた人たちの暮らしぶりやロシアとの交流など、フンザ地域の文化的な側面についても触れることができます!
高台に立っているから、町が一望できるところもお気に入りスポットの理由!
さて、本日はここまで。
自然と文化に支えられたカリマバードは魅力いっぱいの町です。
みなさんも一生に一度、ぜひぜひ行ってみてください!
TechPackersでは、他にも海外のリアルをお届け!!!
「風の谷のナウシカの大地を歩く」アッパーフンザのトレッキングの様子はこちら
フンザへ向かうカラコルムハイウェイの全貌はこちら
パキスタンのイスラマバード編もこちら〜!
途中トランジットで立ち寄ったタイのパタヤのブログはこちら!
コメント