皆さんこんにちは。世界の街をテックテックTechPackersのかなWです。
今回は先日(2020/8/25 ~ 2020/11/29)行われていた国立科学博物館企画展の「国立公園 -その自然には、物語がある-」で紹介されていた国立公園を皆さんにも紹介したいと思います。なんだかメンタル的に疲れるご時世ですので、ぜひ皆さん一度リフレッシュに訪れてみてはいかがでしょうか?
さて、ということで国立公園とはどんなものなのかについてまずは簡単に触れていきたいと思います。
国立公園とは、その地域の自然保護のため環境省が保護区として設定する地域のことです。
環境省のホームページには次のように書かれています。
ーー国立公園は、次の世代も、私たちと同じ感動を味わい楽しむことができるように、すぐれた自然を守り、後世に伝えていくところです。そのために、自然の保護と利用について様々な管理をしています。ーー
(引用:https://www.env.go.jp/park/about/protect/index.html)
日本の国立公園に見られる生物多様性は世界的に見ても貴重であり、その地に住む非常に多くの生き物の暮らしを支えています。
特に日本では、アメリカやオーストラリアなどのような広大な面積を自然保護区として指定している国と比較して、高密度に人が住んでいるため、多くの場合国立公園指定地域と人の居住区が重なっています。
これは他国と比較して、より人と自然が密接に関わっていると取ることができます。
個人的にはここが日本の国立公園の一つの大きな特徴であり、私の思う日本の国立公園の魅力だと思います。
そういう人との関わりという視点も持ってみると自然の美しさだけでなく、より広い視点でみることができるのではないでしょうか。
それではぜひぜひ、皆さんお楽しみあれ〜
あっそうそう。最初にも言いましたが、今回の国立公園は国立科学博物館の企画展、「国立公園 -その自然には、物語がある-」で紹介されていたものの中から私の印象に残ったものをまとめたものです。
行ったことのないところについてはこれからのブログで紹介をしていくかも?!しれないので乞うご期待ということで。
それでは早速行ってみましょう!
1.知床国立公園
まずは日本の国立公園の代名詞ともいえる知床国立公園の紹介です。
場所はこちら
広大な敷地とヒグマをはじめとしたそこに住まう数々の生き物たちは大変魅力的で、国立公園であると同時に世界自然遺産にも登録されています。
実は私自身、ブログにはなっていませんが、この地に一度だけ訪れたことがあります。
実際の写真がこちら。
どうです〜?鬱蒼とした森と透き通った湖が他の森にはない荘厳な雰囲気を醸し出しています。
ヒグマに関する講習を受けた後であれば、この知床五湖の周辺はトレッキングを行うことができるのでぜひ実際に足を運んでみてください。
圧倒的な自然美を前にすると日頃の悩みなんてちっぽけなものだなと思われますし、
そんなことよりもこの森は一体いつからあるのだろうとか、
ここに生きている生き物たちは一体どんな暮らしをしていて、何を考えて生きているのだろうとか
不思議と物思いにふけってしまいます。
きっとこれは私たちが決して作り出すことのできない芸術なのだなとただただ感動に吹けるばかりでしたね。
ちなみに、鹿や鮭、運が良ければ(?)ヒグマといった動植物を見ることができます。
(ヒグマの写真はこちらのサイトからお借りしました)
全体ではこれだけの生き物が見られるようです。
兎にも角にも、ここに関しては一生に一度行ってみることを強くオススメできるスポット ですね!
2.小笠原国立公園
これまた世界自然遺産 が続きます。
これも知らない人はいない日本の国立公園の代名詞でしょう。
小笠原国立公園、通称小笠原諸島は日本列島から南に約1,000km 行ったところに位置する亜熱帯の島々です。
地図で言うとこんなところになります。
小笠原諸島の凄いところはなんと言ってもその固有種の多さ です。
小笠原諸島は島の誕生以来一度の大陸と繋がったことのないことから、世界的に見ても非常に数多くの固有の動植物が、高い割合で存在しています。
在来種に占める固有種の割合は、植物(維管束植物)で36%、昆虫類で28%、陸産貝類では驚異の94%です。
有名どころで行きますと、オガサワラオオコウモリ、オガサワラシジミ、ユウゼンなどが挙げられますね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
特にユウゼンは私の好きな魚の一つで小笠原を代表する魚の一つになっています。
葛西臨海水族園で見られるのでぜひ興味のある方は行ってみてください〜!
ちなみに私は詳しくないですが、小笠原諸島自体は海洋プレート同士がぶつかり合って島が誕生し成長してできた過程を観察できることから地質学的にも重要な土地みたいです。形成年代も約5000万年と比較的新しい土地なんですね。次の写真に見られるようなボニナイト溶岩や沈水カルストという珍しい地形もみることができるみたいですよ
(引用:https://techpackers4.com/wp-admin/post.php?post=8522&action=edit
:https://www.web-gis.jp/GS_Geo100/Document/Geo100_029.html)
こうして色々と調べてみると小笠原諸島、ぜひいつか行ってみたく思いますね
もし行ったことあるって人は、ここがオススメみたいなコメントをもらえると幸いです。
3.尾瀬国立公園
最後を飾るのは尾瀬国立公園です。
これまでの二つと比べると知名度は劣りますが、個人的には今一番行きたい国立公園となっています。
場所はこんな感じ。
景色はこんな感じ。
(https://www.env.go.jp/park/oze/)
うーーーーん!良い湿地!
そう、尾瀬国立公園の目玉は本州でも最大の高原湿地になっているという点です。
湿地というと生物多様性にとっては非常に重要な土地(水鳥や水生昆虫がたくさんいるため)ですが、人にとっての土地の利便性自体は低いためその多くが開発され、姿を消しています。
実際尾瀬も幾度も開発の危機に晒されてきたみたいです。
ですが、周囲の人々の熱心な活動のおかげで、今でもこの風景は今まで保たれてきています。
具体的には尾瀬の豊富な水資源活用のために明治時代には水力発電地域にするという計画や、昭和時代の観光地化により利用者増加のためのゴミ問題などが挙げられます。
ですが、当時の尾瀬保存期成同盟(現在の日本自然保護協会)による開発の阻止やゴミの持ち帰り運動など熱心に環境保護の取り組みが行われてきました。
実際これらの団体はその後の日本の環境保護を牽引していく団体となっており、尾瀬は日本の「自然保護の原点」とも呼ばれています。
まさに、自然公園のあるべき姿 ともいえるかもしれませんね。
尾瀬で見られる動植物は次のようなものがあります。
(引用:http://www.84658.jp/plant.html、https://www.env.go.jp/park/oze/photo/a3/index.html)
それぞれナガバノモウセンゴケ、コオニユリ、アサギマダラ、ニホンカモシカです。
どの生き物たちにとってもこの湿地の自然は重要であり、これからもこの生態系が守られていくことを切に願っています。
さて、今回はここまで。
色々と紹介しきれなかった部分もありますが、ぜひそれは皆さんの足で訪れて感じてみてください。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
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