【世界最大の淡水魚?!】カワスイに行ったら絶対みたいピラルクを生物オタクが徹底解説

水族館

皆さんこんにちは。世界の街をテックテックTechPackersのかなWです

本記事は全国津々浦々の水族館を巡っている私が、川崎水族館、通称カワスイで見られる古代魚、

ピラルクについて徹底解説したものです。

最近では大人気ゲーム「あつまれ動物の森」で釣れるということから、名前だけでも知ってる人も多いのではないでしょうか?

一体全体、どんな魚で、どこの水族館で見ることができるのでしょうか?

また、知ってるとより一層面白いピラルクの知っ得情報もぜひぜひ読んでいってください!

  • 今回紹介することピラルクの基本情報
  • ピラルクを見るならカワスイがおすすめな理由
  • かなWの知っ得ピラルク情報

それではっどうぞ〜!

※カワスイの混雑状況については、ホームページを参照して下さい

世界最大の淡水魚?!ピラルクの御紹介

ピラルクの基本情報はこんな感じ!

ピラルクの写真(カワスイにてかなWが撮影)

基本情報

  • 分類:アロワナ目アロワナ科ヘテロティス亜科アラパイマ属
  • 学名:Arapaima gigas
  • 生態:世界最大の淡水魚とも言われる古代魚
  • 分布:南アメリカのアマゾン川流域
  • 体長:最大 450 cm

ピラルクは世界最大級の淡水魚です。

(実際に世界最大の淡水魚が何かははっきりしていませんが、それに関連する話では必ずピラルクの名前が上がります。)

体長は一般的に見られるもので2m、最大で4.5mの個体が知られています。(Fish base より)

その大きさからよく、”人食い”の魚として勘違いされますが、基本的に人を襲って食べるなんてことはありません

基本的に大人しい性格で、多くの水族館で他の魚と一緒の水槽で飼われているよ!

大きさもさることながら、寿命も長く、飼育下では15~20年ほど生きると言われています。

成熟するにつれて、体の尾びれ側のウロコから赤く染まっていくことが知られており、

その美しいウロコがキーホルダーとして売られるなんてことも!

(とてもとてもニッチですが、欲しい方はぜひ(笑))

 

またそんなピラルクは”古代魚”として有名なお魚です。

古代魚とはその名の通り数億年も昔から姿形を変えず、現在まで生き残っている魚のことです。

2000年に分子系統解析も行われており(Kumazawa, 2000)、他のアロワナ亜科の魚たちと共に次のような系統樹が描かれています。

アロワナ亜科の系統関係
(Kumazawa, 2000 をもとにかなWが作成)

アロワナについて知りたい方はこっちも注目!

さて、そんな巨大で優雅に泳ぐ古代魚、ピラルクを実際に見るにはどの水族館に行くのが良いでしょうか?

ピラルクを見るならここ!川崎水族館

ピラルクを見ることができる水族館はたくさん存在します。

ですが、その中でも今回は川崎水族館、通称カワスイをピラルク が見れる水族館として紹介しようと思います。

その理由は以下の二つ!

  1. 他のアロワナ目の魚との比較が楽しい!
  2. ダイナミックな展示で見ていて飽きない!

まずは一つ目

カワスイには今回のピラルクを含め、非常に多くのアロワナ目の魚が展示されています。

一般にアロワナと呼ばれる、「アジアアロワナ」や「ノーザンバラムンディ」、平たい頭が特徴の「ロイヤルナイフフィッシュ」、真っ黒い体の「ジムナーカス」など様々です。

こうやって同じ仲間の魚たちの違いや似ているところを観察するのが面白い!

カワスイは淡水魚のみに展示を絞ることで、他の水族館よりもアロワナ目の魚たちをじっくりと比較することができるようになっています!

カワスイってこんな水族館!

カワスイにかなWが行った時のレビュー記事はこちら!

【水族館】新オープン!カワスイに生物オタクが行く(1)

お次に2つ目です。

カワスイではピラルクの展示は9階アマゾンエリアにて行われています

カワスイの館内図(カワスイ フロアガイドより引用)

実はわたし、ここの展示が大好きなんです!!!

カワスイのホームページより引用

どうですか!!!ワクワクしますよね!

実はここにはピラルクの他にも私の大好きなカピバラオニオオハシといった生き物たちも展示されています。

様々な種類の生き物が一つの空間で展示されているというのは、個人的にワクワクすることができ、とっても楽しいです。

ぜひ、ピラルクを見てみたいな〜と感じたら、カワスイにいってみてください。

魚なのに肺呼吸?!ピラルクの驚くべき生態

最後に知ってると一層面白くなるピラルクの知っ得情報をご紹介しようと思います。

ピラルクはなんと

肺呼吸を行う!!!

一般的に魚はエラを通じて水中の酸素を取り込んで呼吸しています。

ですが今回紹介するピラルクという魚、普通のエラ呼吸に加え、なんと肺呼吸も行うということが知られています。

おたる水族館_公式チャンネルOtaru Aquariumさんで動画も紹介されていました!

ピラルクの空気呼吸 Pirarucu air breathing

少し見えにくいですが、実際に見てみるともっと面白い!

浮き袋が哺乳類の肺と同じような仕組みになっており、水面から息を出して息を吸うことができるんだよ!

一説にはアマゾンの濁った川でうまく酸素を取り入れる方法として進化したのだとか。

肺呼吸を行う魚は他にもいくつか知られていますが、ピラルクの巨体が水面から口を出して息をする瞬間は圧巻!

頻度は10〜20分くらいに一回くらい行うみたいなので

ぜひぜひ水族館に行った際は水槽の前でじっくり観察してみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、巨大で優雅に泳ぐ古代魚、ピラルクについて徹底解説しました!

ピラルクは世界最大とも言われる大きさで、他のアロワナ目の魚と一緒にカワスイで見るのがおすすめです。

実際に見に行った際は水面に顔を出して肺呼吸を行う瞬間が必見

それでは今回はここまで。

TechPackersのブログでは生き物たちの知っ得な情報が満載!

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